住民登録は市役所で行いますが、滞在許可証の申請は地元の警察署でおこないます。
この滞在許可証(通称、タルヘタ)は日本のネット上ではとても評判が悪いです。試しに、「タルヘタ スペイン」で検索をかけると、だいたいこんな言葉をよく見つけることができます。
すごくならぶ すごくまつ おそい 係員がてきとう
きいただけでゾッとするような言葉がならんでいます。。。
さらに、必要な書類も住民登録と比べ物にならないくらいたくさんあります。
1.パスポート
2.パスポートのコピー
3.VISAページのコピー
4.住民登録した際にもらった書類
5.タルヘタの申請用紙(社会人か学生か、もしくはスペイン人と結婚しているかで様式が違います)
申請用紙の一例(EX-15) ※pdfが開きます
6.企業or学校の受け入れ許可証
7.海外旅行保険の加入証明
8.パスポートサイズの写真3枚(背景は絶対白!ゆる~いスペインでもそこは譲りません)
9.滞在期間を証明するもの(契約書や入学許可証etc)
用意するだけでも時間がかかりますし、けっこうな重さになります。
そろえたら、いよいよ警察署にむけ出発です。。。が、「朝一に行かないと並ぶ」「整理券がなくなった時点でその日の受け付けは終了」などの情報があったので、警察署がひらく1時間前に行って並ぶことにしました。
むかった場所は「外国人局」!いかにもそれっぽい名前です。外国人局につくとすでに5人ほど並んでいましたが、これならすぐ順番がまわってきそうです。もちろん、中に入ることはできないので外で待ちぼうけです。。。開館時間がちかづくにつれどんどん人が増え始め、最終的には30人以上の列になりました。早く並んでいた私は、まさに、勝ち組!!!です。
そして、入口の警官に言われた一言
ここじゃない
___ /⌒ ⌒\ ━━┓┃┃ /(  ̄) (_)\ ┃ ━━━━━━━━ /::::::⌒(__人__)⌒:::: \ ┃ ┃┃┃ | ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ ┛ \ 。≧ 三 ==- -ァ, ≧=- 。 イレ,、 >三 。゚ ・ ゚ ≦`Vヾ ヾ ≧ 。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。
ちょ。。。ちょ。。。。ここ外国人局じゃん、外国人の人いっぱいいるじゃん。。。。とか思ってたら、ここはどうやら移民の審査をする場所だそうで、滞在許可の業務はおこなっていないそうです。
そしてこんな紙を渡されました。
またいただきました。どうやらここにも間違ってくる人が多いみたいですね。
一応住所を書いておくと、 En C/Guadalajara,1-3 esquina C/Bosch で、時間は平日の9~14時までです。 バルセロナ市内の外国人は全員この場所で滞在許可の審査を行うようです。幸い、外国人局から歩いて行くことのできる距離だったので歩いて向かいました。道中、「混んでるんだろうなぁ」「混みすぎて今日の受け付けは終わったんじゃないかなぁ」 など不安が頭をよぎります。
そして、警察署に到着しました。
番号札をとり(314番、まだ11時なのに)
いざなかにはいってみると...
あれ???全然こんでいません。右上の電光掲示板に、番号と窓口のナンバーが示されるのですが窓口が12個もあるおかげで、番号がぽんぽん進んでいきます。こむっていうのはいったいなんの話なんだろう?10分ほどで自分の番になりました。ドキドキ。
係のおばちゃん、ガムを噛みながらいかおとこの書類をみています。すると隣の係官となにやら楽しげに会話を始めました。ん~、なんの話だろう、と思っていると、comida(お昼ごはん)とかbocadillo(サンドイッチ)とかいう単語が聞こえてきます。
ちょ.... ちょ...
____ /ノ ヽ、_\ /( ○)}liil{(○)\ / (__人__) \ | ヽ |!!il|!|!l| / | < 昼飯のはなしすんなや!! \ |ェェェェ| /
いくらスペイン語できなくてもそれくらいはわかります。
でも、こんな楽しそうに仕事する彼らがちょっとうらやましいです。クレーマーが多い日本と、仕事を楽しそうに(適当に)やるスペインどっちがよいのでしょうか。
そんなこんなありましたが、無事滞在許可証(仮)が発行されました。
だいたい一ヶ月後くらいに正式な滞在許可証ができあがるので、そしたらまた警察署にとりにいきます。でも、これで合法的にスペインに滞在することができます!
自分のミスのせいで少し大変でしたが、そんなに滞在許可証(タルヘタ)の申請は難しくないなと感じました。
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