サイフ?パスポート?いいえ、自転車を、しかもサドルだけ。買ってから2週間たたないうちに盗まれました。
バルセロナは日本のように「マンションの駐輪場」というものが存在しないので、歩道の脇にあるしたのようなスペースに自転車を止めることになります。
すこし見にくいですが、コの字型のポールに鎖などで自転車を結び付けてとめます。ここでは自転車本体の盗難を防ぐため、2重ロックが基本です。そんなわけで、いかおとこもご多分にもれずツーロックをして安心しきっていました。
カルフール(イオンに似たお店)で109€で買ったマウンテンバイク。乗り心地もよくて楽しかったです。
ん???___ / \ / ─ ─\ / (●) (●) \ | (__人__) | / ∩ノ ⊃ / ( \ / _ノ | | .\ “ /__| | \ /___ /
あれ???
きれいにサドルだけけなくなっていました。真昼間にしかも大通りに面した場所にとめておいたのに盗まれました。昼間にサドルだけ持って歩いたら相当めだつはずなのに、白昼堂々もっていった犯人には脱帽です。
仕方がないので、とりあえず警察署に盗難届を出すことにしました。日本なら適当に交番に行けば済む話なのですが、ここスペインではそうはいきません。なぜならスペインでは警察が「スペイン国家警察、治安警察、自治州警察、市警察」の4つあるためです。各警察で担当する内容が違うので、関係ない警察にいってもあつかってくれません。しかも日本の交番制度がここでは存在しないので、警察署にいくのにも一苦労です。
とりあえず、スペイン国家警察に行ってきました。入り口で、自転車のサドルがぬすまれたことを伝えると.... またしても言われました。
ここじゃない
サドルを盗まれて、しょげてる時にこの言葉は結構へこみます。ですが、そこで親切にも自治州警察(Mossos d'esquadra)の警察署 に行けばよいこと、その場所を教えてもらうことができました。そこへ向かおうとしたのですが、そこに行くにはバルセロナでもスリが非常に多いといわれるランブラス通りを通らなくてはなりません。なかなかにへこませてくれます。
警察署に到着して窓口で、盗難届を提出したい旨を伝えると待合室に通されました。待合室の中には、旅行者風の外国人が数人不安げな顔をして座っていました。結構待たされるかと思いきや、20分ほどで自分の番になりました。自分が言った警察署は、観光地に近いためか英語を話すことのできる警察官が常駐しているらしく、スムーズに被害の状況(場所,時間,状況,被害金額など)を伝えることができました。後で知ったのですが、電話でも被害届の連絡をすることができまるようです(902-102-112) 。こちらは日本語でも対応が可能とのことです。
無事被害届をもらって、見てみるとまたしてもカタラン語。。。まったく読めません。。。これを保険会社に送っても解読できる人がいるのやら...
最初は自転車をあきらめようと思っていたのですが、それもおしいのでサドルだけ買うことにしました。適当にかったサドルがとてもふかふかで以外と快適!いまはとても快適な自転車LIFEを送っています。
今度はサドルを持って行かれないように、サドルにも鍵をかけています。ほかの自転車を見てみると、大半の人がサドルにも鍵をかけています。ここではスリーロックが基本のようです。
おまけ スペインの警察
市警察(Guárdia Urbana)
管轄する地域の交通と、市民の安全対策を行っています。街中でもよく見るしとても優しそうです。
自治州警察(Mossos d'esquadra)
カタルーニャ州において、テロ対策、外国人の管理、国民情報管理以外の大体の業務を行っています。雰囲気として日本の警察に近いです。
スペイン国家警察(Dirección General de policía)
一般的な警察業務や、外国人や国民の情報の管理を行っています。ここバルセロナでは自治州警察があるのであまり見かけません。
治安警察(Guardia Civil)
テロ対策や武器・弾薬の管理、重要拠点の警備などを行ってます。日本の公安警察に近いかもしれません。治安警察の警察署を見たことがあるのですが、とてもいかついです。警察官というより、軍隊に近い感じで、彼らのオーラも非常に怖かったです。
盗まれたサドルは一体何に使われてるんでしょうか?
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