2012年6月19日火曜日

El bosque es la mamá del mar  森は海のお母さん

  El bosque es la mamá del mar.  森は海のお母さん。
これに似たフレーズをどこかで聞いた覚えはないでしょうか?

 そのフレーズとは、森は海の恋人。宮城県気仙沼市でカキなどの養殖を営む畠山重篤さんが、「よい漁場には森林が必要である」という考えのもと、気仙沼湾にそそぐ川の上流で植林活動を行っています。その活動のキャチフレーズが「森は海の恋人」なのです。

今回のブログのタイトルは、いかおとこが畠山さんの講演を聞いたところから始まります。その講演の中で、気仙沼湾が位置する三陸海岸はリアス式海岸と呼ばれるが、その語源はスペイン語で川を意味する"río(リオ)" という言葉からきている。なぜ語源がスペイン語なのかというと、もともとスペインのガリシア地方の海岸をさす言葉であったからだそうです。そして畠山さんがガリシア地方に行かれたときに、現地の漁業関係者の方に「森は海の恋人」をスペイン語に訳した言葉、"El bosque es la novia del mar"を伝えたところ、彼はこう言ったそうです。
                   ガリシアでは El bosque es la mamá del mar という

 日本とスペインは距離にすればとても遠いですが、海と森に対してもつ考えは同じであるという素晴らしいエピソードです。このようなエピソードを聞いて、ガリシアに行かないわけにはいきません!!。。。

 というわけで実際に2泊3日で行ってきました。
 行った場所は、スペイン北東部ガリシア地方の街 Vigo(ヴィーゴ) と A Coruña(ア・コルーニャ) です。この二つの街の中間には、サンティアゴという非常に有名な観光地があるのですがそこは飛ばしました(笑)

旅程は
バルセロナ --(飛行機)→ ビーゴ --(電車)→ ア・コルーニャ --(飛行機)→ バルセロナ 
日本で例えると、大阪に住んでいる人が、気仙沼に行った。その後JR気仙沼線・東北本線にのって仙台を経由して松島に行った(松島は厳密にはリアス式海岸には入りません)。でも仙台の観光はしなかったという感じです。
 いかおとこも、スペイン人からなんでサンティアゴいかないの!?と驚かれました。



                      スペイン ガリシア地方の地図

                                          東北地方の地図  同縮尺です。


 地図で見ると、どちらにも多くの湾があることが確認できます。またスペインでは、A Coruña周辺がリアス・アルタスRías Altas(上の入江)、Vigo周辺はリアス・バイシャスRías Bajas(下の入江)と呼ばれています。
 次回からは、その旅行の様子をアップしようと思います。






2012年6月13日水曜日

-UDON- うどん

 最近、スペインでは景気が悪いと新聞紙上で騒がれていますが街の人々からはあまりそのような印象を受けない今日この頃です。

先日、バルセロナにあるうどん屋さんに行ってきました。その名も「UDON」、そのままですね。個人で経営しているお店ではなく、チェーン店でBARCELONAだけでも11店舗ほどあるようです。


















お店の内装は純日本というわけではなく白と赤を基調にスタイリッシュな感じでまとめていました。














あたりまえだけど、お箸を使います。















メニューは、HPから拝借しました。カレーうどんが緑いろをしてるのが少し気になりましたがだいたい日本のうどんらしい感じを出しています。
今回頼んだのは、Nabeyaki UDON とサイドメニューのGOOD ROLL(おすし)です。
まず出てきたのはお寿司














がりとわさびもちゃんとついてます。まずはワサビとガリそして醤油の味を試してみましたが、日本とまったく同じ味です。そして、いよいよメインのおすし。。。なかには卵とサーモンそしてきゅうりが入っています。
だけど。。。。
____       /::::::─三三─\     /:::::::: ( ○)三(○)\     |::::::::::::::::::::(__人__)::::  |      \:::::::::   |r┬-|  /      ノ::::::::::::  `ー'´    
こめがはいってねぇぇぇぇぇ。。。。。














お米じゃなくて、そうめんがなかに入ってました。よくよくメニューを読むと、"麺のお寿司"ってかいてありました。
しかしながら、これが食べてみるとなかなかおいしい。ふにゃっとした触感、そしてそうめんとサーモンがなかなかいい組み合わせでした。
お次はメインのNABEYAKIUDONです。














みためはなかなかおいしそうです。鍋焼きうどんといえば、しいたけ・エビのてんぷら・卵・ねぎなどがはいっていますが、ここではそれに加えて鶏肉とほうれん草が入っていました。















麺は少しコシが足りないような気もしましたが、つゆは日本の立ち食い屋さんの味にそっくり。。。つまりとても美味しい(なつかしい)味でした。
  いかおとこは日本人なので、最初は音をたててズルズル食べていましたが周りはみんな静かに食べていました。。。。少し恥ずかしかったです。
値段はGOOD ROLLが3.95€のNABEYAKI UDONが10€と少し高いですが、なかなかに美味しいお店でした。

UDON ホームページ
http://www.udon.es/basecast.html

2012年6月4日月曜日

スペインへの荷物 Correos

 六月です。スペインはもう夏みたいな天気です。















こんなにも日差しが強いのでサングラスをしていないとまぶしくて目をあけることができないほどです。日本だと、ファッションの域を出ないですがここでは必需品です。
また、夜の10時くらいまで明るいので時間の感覚がくるってしまう今日この頃です。

今日は日本からの荷物を送った時のことについて書きたいと思います。
日本から国際小包を送るときスペインまではだいたい10日前後かかります。日本から海外に荷物を送る際には、小包の中身を事細かに書かなければいけないで少しめんどくさいです。
いかおとこも本来ならば使いたくなかったのですが、日本に忘れ物をしてしまったので送ってもらいました。しかしながら、10日たってもまったく届く気配がありません... 代わりにこんなものが届いきました。















右下のCORREOSというのはスペインで郵政事業を行う半官半民の会社です。
いやな予感がして開けてみると、中にはスペイン語がびっしり... 読めるわけがないのでグーグル先生にお願いして翻訳してもらいました。
その中の一節 「 税金や関税が計上されている場合、発見された郵便パッケージ参照に含まれる物品の解放のために、内国歳入庁の税関は、輸入申告と支払いの提示が必要です。輸入との接続。」
 税金???関税??? よくわからないので調べてみるとこんな情報が...

   1 付加価値税課税対象額
(1)発送人と名宛人が個人である場合
ア 45ユーロ以下:関税及び付加価値税(IVA)は免除となる。
イ 45~150ユーロ:関税は免除となるが付加価値税(IVA)は課税される。
ウ 150ユーロ以上:関税及び付加価値税(IVA)が課税される。

※上記基準額(2010年3月1日改定)は、郵送物品価値と発送料の合計。

      / ̄ ̄ ̄\      / ─    ─ \     /  <○>  <○>  \.     |    (__人__)    | ・・・・・・・・・・・・     \    ` ⌒´    /     /              \

      / ̄ ̄ ̄\      / ─    ─ \     /  <○>  <○>  \.     |    (__人__)    |     ・・・・・・・・・・・・・・・     \    ` ⌒´    /     /              \

         ___         /⌒  ⌒\         ━━┓┃┃        /(  ̄)  (_)\         ┃   ━━━━━━━━      /::::::⌒(__人__)⌒:::: \         ┃               ┃┃┃     |    ゝ'゚     ≦ 三 ゚。 ゚                       ┛     \   。≧       三 ==-         -ァ,        ≧=- 。           イレ,、       >三  。゚ ・ ゚         ≦`Vヾ       ヾ ≧         。゚ /。・イハ 、、    `ミ 。 ゚ 。
なんと。。。関税を払えとおっしゃられる。。。個人のものを送るのに関税。。。
ちなみに自分の荷物の金額は200€、払う金額をだいたいで算出してみました。
 関税が6.5%(荷物の中身で変わります)、付加価値税が18%、荷物保管料や
税関職員への手続き依頼料・代行料がだいたい30€ 
 合計。。。 79€
 
         ___         /⌒  ⌒\         ━━┓┃┃        /(  ̄)  (_)\         ┃   ━━━━━━━━      /::::::⌒(__人__)⌒:::: \         ┃               ┃┃┃     |    ゝ'゚     ≦ 三 ゚。 ゚                       ┛     \   。≧       三 ==-         -ァ,        ≧=- 。           イレ,、       >三  。゚ ・ ゚         ≦`Vヾ       ヾ ≧         。゚ /。・イハ 、、    `ミ 。 ゚ 。
荷物を受け取るのに8000円、高すぎます。結局、その手紙には関税の金額を算出するために荷物の中身がどういったものかを確定する必要があるから、商品のレシートのコピーを送ってね、という内容でした。日本から荷物を送る際に、送り状に商品の金額は記載しているのにさらにチェックする念の入れようです。この手続きを期限内にしないと、日本に送り返されてしまいます。
しかしながら個人で使っていたもので、レシートなんて持っているわけがないので指定された書類にとりあえず"EFECTOS PERSONALES"(個人の物品)とだけ書いてメールで送付しました。メールで送ると、それに対して「このメールに対する結果は48時間以内にお知らせします」と返信が来ました。スペインでほんとに時間を守るのかと半信半疑でいるとちゃんと30時間後に返信が来ました。ラテ~ンだけど、時間に正確です。
そして、今度は「レシートを持ってないなら、自己申告でいいから荷物の中身とその値段 あと ほんとに個人のものか確認したいから あなたが日本からきたという証拠である航空券の半券のコピーメールでおくってね」と来ました。航空券の半券!ここまでするんですか...
指定の書類に、荷物の値段をご丁寧にきちんと書いていると現地のスペイン人から一言「全部自分のものなんでしょ?じゃあぜんぶ0ユーロでいいんじゃない?」 結局、荷物の中身は全部0ユーロにして書類を送りました。














それから数日後、無事に荷物が届きました。しかもダタでうけとれるというおまけ付き。 結局
税関でゴタゴタしていたのはなんだったのでしょうか、無事に届いたのでよかったですが。
要するに、荷物に関して税関からお知らせが来たら書類に"EFECTOS PERSONALES" と記入し そしてDECLARACION JURADA DE VALORに荷物の中身と金額(個人のものなら全部0円)とかいて送り返せば何とかなりそうです。















おまけ
スペインの郵便は、黄色がトレードマークです














荷物に関する手続きも規則に則って行われましたし、郵便局窓口の職員の対応も悪くありません。 何度か手紙を書留"certificada"(窓口でセルテフィカーダと言えば対応してくれます)で送りましたが きちんと8日で届きました。スペインの郵便事情はそこまで悪くない気がします。