2012年10月16日火曜日

Béisbol en Barcelona バルセロナの野球

  野球... これほど日本人に浸透しているスポーツはないと思います。どこの街にも野球場があって、小さいスポーツ用品店にもバットとボールが置いてあって、毎日野球のニュースがある。今は、クライマックスシリーズの真っただ中、さぞかし盛り上がっていることだろうと思います。
 一方バルセロナでは、、、、「ベイスボール???あぁ、知ってるよ。で、面白いの???」 こんな感じです。確かに、サッカーが国民的なスポーツとして定着しているこの国で同じ球技である野球をはやらせることは少し難しい気もします。しかしながら、日本で野球が身近にあるのが当たり前だったいかおとこにとって野球がまったくないのは、すこしさびしい気もする。スペインには野球のチームはないのか...そんな風に思って探してみたら、見事ありました!
 その名も、RFEBS (Real Federación Española de Béisbol y Sóftbol) 、スペイン王立野球ソフトボール連盟。王立...なかなかにすごすな組織です。よくよく調べてみると、スペインリーグというプロリーグがあり全10チームでリーグ戦を行っているようです。これは見に行かないと思って、さらなる情報を探そうと思ったのですが、各チームの公式ホームページがない、あっても試合の情報がどこにもないで、なかなか情報を見つけることができません。結局、チームに直接連絡をとって情報をもらうというありさまでした。
 
 いよいよ、試合の日。久しぶりに野球を見れるとあってドキドキです。場所は、バルセロナオリンピックが開かれた場所にあるスタジアムで、試合はベースボール・バルセロナvsビーゴ・ファルコンズで行われました。どきどき。
  
球場は外野席がなく内野席+小さな売店のみでしたが、広さ自体は両翼98m、中堅122mとなかなかの広さです。

 でも観客がぜんぜんいません、20人くらいでしょうか。しかも審判は球審と塁審一人の計二人でした。
 さびしい...さびしすぎます。バルセロナはスペインリーグでも強豪のようなのですが、人気はこれくらいのようです。試合は毎日あるわけではなく、土曜日曜に連続して行うとのことでした。ホームアンドアウェイでそれぞれのチームと4回対戦を行い順位を決めるようです。


  試合の内容は、1回に守備のエラーが1,2回あったり、バントミスがあったりでそれなりでしたがみんな楽しく野球をしている雰囲気があってほのぼのと見ることができました。
 
 

 楽しんでみていたところでバルセロナにはめずらしく突然の雷雨、ゲームは中断してしまいました。一度止んだため、選手・審判・マネージャーみんなで水を掃いています。

 しかしそんな頑張りもむなしく、もう一度降り出したためノーゲームになりました。ちなみに入場料は0ユーロなため、払い戻しなどというものはありません。

 ほかの観客の人と持ってきたボールを使って遊びます。うそのような本当のような話ですが、昔日本のプロ野球でプレーしたことがあるキューバ人のおじさんがいて(いまはスペインのチームでコーチをやっているようです)少し話をしました。「ヒガンテ(Gigante、巨人)強かったよ!」とかっていっていました。握手してもらいましたが、二回りくらい大きかったです。


 レベルを求めるなら、物足りないかもしれませんが、みんな楽しそうにほんわかプレーしていて見ていて楽しむことができました。とりあえず、帰ったら野球がしたいです。

1 件のコメント:

  1. キューバ出身で日本プロ野球に所属したのは中日のリナレスだけじゃないかな。オリンピックで二回金メダル取った名選手だよ!

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